「パルファムとオードゥ パルファムって、どう違うんですか?」——香水の売り場で、本当によく聞かれた質問です。
売り場では、香りが続く時間の違いと、どんな場面でつけるかで説明していました。この記事では、元シャネル・ディオールBAとして、香水の濃度の違いと選び方を整理します。
- パルファム・オードゥ パルファム・オードゥ トワレット・オーデコロンの違い
- 香りが続く時間の目安
- つける場面での選び方
- シャネルとディオールで、呼び方が違う理由
💡 濃度を決めたら、つける場所や量は香水のつけ方とマナーで紹介しています。
先に結論:違うのは「香料の濃さ」と「続く時間」
| 濃度 | 香料の濃さ(目安) | 続く時間(目安) | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| パルファム | 15〜30% | 5〜7時間 | 特別な日、夜の外出 |
| オードゥ パルファム | 8〜15%前後 | 5時間前後 | 1日しっかり香らせたい日 |
| オードゥ トワレット | 5〜8%前後 | 3〜4時間 | 職場、日中、はじめての1本 |
| オーデコロン | 2〜5%前後 | 1〜2時間 | リフレッシュ、気軽に香らせたい時 |
※数値は一般的な目安で、香水の専門メディアの紹介でも幅があります。法律で決まった基準はなく、ブランドや香りによって違います。
濃いほど、香りは長く続き、価格も上がるのが一般的です。ただ、「濃いほど良い」わけではありません。いつ、どこでつけるかで選ぶのがいちばんです。
濃度ごとの特徴
パルファム——特別な日に、少量で
いちばん香料が濃く、香りが長く続きます。少量でしっかり香るので、つけすぎに注意したい濃度です。価格も高く、たとえばシャネル N°5のパルファムは30mLで80,960円です。記念日や、夜の特別な外出に向いています。
オードゥ パルファム——香りの続き方と価格のバランス
パルファムより軽く、オードゥ トワレットより長く続きます。1日しっかり香らせたい日に使いやすい濃度です。N°5なら50mLで20,570円です。
オードゥ トワレット——はじめての1本に
はじめての1本には、オードゥ トワレットがおすすめです。軽やかに香るので、職場や日中にも使いやすく、つけすぎにもなりにくい濃度です。香りが続く時間は短めなので、出かける前や昼に、つけ直す前提で使うと安心です。ミス ディオール ブルーミング ブーケは、オードゥ トワレです。
オーデコロン——気軽に、リフレッシュに
いちばん軽く、香りが続く時間も短めです。お風呂上がりや、気分を切り替えたいときに、気軽に使えます。
シャネルとディオールで、呼び方が違う理由
香水の濃度の名前は、もとはフランス語です。カタカナにするときの書き方が、ブランドによって違います。
| 一般的な呼び方 | シャネル | ディオール |
|---|---|---|
| パルファム | パルファム | パルファン |
| オードパルファム | オードゥ パルファム | オードゥ パルファン |
| オードトワレ | オードゥ トワレット | オードゥ トワレ |
※各ブランドの日本での表記です。名前は違っても、種類は同じです。
また、同じ名前の香水でも、濃度ごとに香りの組み立てを変えているものがあります。たとえばシャネルのN°5は、パルファム、オードゥ パルファム、オードゥ トワレットで、香りの説明そのものが違います。種類ごとの違いはN°5の種類と違いで紹介しています。
つける場面で選ぶ
- 職場・日中:オードゥ トワレットを、少なめに。
- 1日中、香りを楽しみたい:オードゥ パルファム。
- 夜の外出・特別な日:パルファムやオードゥ パルファムを、ひと吹き。
- 気分転換に:オーデコロンや、軽めのオードゥ トワレット。
同じ香りでも、濃度によって印象が変わることがあります。気になる香りがあれば、売り場で手首にのせて、つけたてと時間がたってからの香りを比べてみてください。
よくある質問
パルファム、オードゥ パルファム、オードゥ トワレットは、何が違いますか?
いちばんの違いは、香料の濃さと、香りが続く時間です。一般的な目安では、パルファムがいちばん濃く長く続き、オードゥ パルファム、オードゥ トワレット、オーデコロンの順に軽くなります。ただし、同じ名前でも、ブランドや香りによって違います。
どのくらい香りが続きますか?
一般的な目安は、パルファムが5〜7時間、オードゥ パルファムが5時間前後、オードゥ トワレットが3〜4時間、オーデコロンが1〜2時間です。肌の状態や、つける量・場所でも変わります。
オードゥ パルファムとオードゥ パルファンは、違うものですか?
同じ種類です。フランス語の読み方を、ブランドごとにカタカナにしているため表記が違います。シャネルは「オードゥ パルファム」「オードゥ トワレット」、ディオールは「オードゥ パルファン」「オードゥ トワレ」と書いています。
はじめての1本は、どの濃度がいいですか?
はじめての1本なら、オードゥ トワレットがおすすめです。軽やかに香るので、職場や日中にも使いやすく、つけすぎにもなりにくい濃度です。香りに慣れて、もっと長く香らせたくなったら、オードゥ パルファムを試してみてください。
同じ名前の香水でも、濃度で香りは変わりますか?
変わることがあります。同じ名前でも、濃度ごとに香りの組み立てを変えている香水があります。気になる濃度があれば、売り場で手首にのせて、時間がたってからの香りも比べてみてください。
まとめ
香水の濃度の違いは、香料の濃さと香りが続く時間です。濃い順に、パルファム、オードゥ パルファム、オードゥ トワレット、オーデコロン。長く香らせたい日や夜の外出には濃いもの、職場や日中には軽いもの、とつける場面で選ぶと迷いません。はじめての1本なら、軽やかなオードゥ トワレットがおすすめです。
濃度は、香りとの付き合い方を決める目安のひとつ。1日の過ごし方に寄り添ってくれる濃さを見つけたら、香水はもっと身近になります。