ディオールのカウンターでファンデーションの色を選ぶとき、年齢を重ねた方ほど、明るめの色に手が伸びる傾向がありました。けれど、肌より明るすぎる色は顔だけが白く浮いてしまい、思っていたよりも年齢を感じさせる仕上がりになりがちでした。
選んだ色を否定せずに、それをお伝えするのが、売り場でいちばん難しかったことのひとつです。この記事では、元ディオールBAとして、ディオールのファンデーションの色番号の見方と、失敗しにくい色の選び方をお伝えします。
- ディオールのファンデの色番号(0N・1N・1CRなど)の見方
- フェイスラインでの、色の試し方
- 明るすぎる色・時間がたつとくすむ色を避けるコツ
- コンシーラーの色の選び方
💡 この記事は「色の選び方」に特化しています。リキッド・クッション・スティックのどれを選ぶかはディオールのファンデの種類と違いで紹介しています。
先に結論:色は、フェイスラインで首となじむものを
- 色は、フェイスライン(頬からあご)で試す
- 首の色と自然につながる色を選ぶ。明るすぎる色は、顔だけ浮いて見える
- つけた直後だけで決めず、時間をおいて、自然光でもう一度確かめる。仕上がりで少しだけ明るめに見える色がコツ
- 明るさがほしいところは、ファンデではなくコンシーラーで足す
色番号の見方:N・W・CRの3つの色み
ディオールのファンデーションの色番号は、数字とアルファベットの組み合わせです。アルファベットは、ディオール公式の色名のとおり、N=ニュートラル、W=ウォーム、CR=クール ロージーです。フルイド スキン グロウは、全11色あります。
| 表記 | 公式の色名 | フルイド スキン グロウの色 |
|---|---|---|
| N | ニュートラル | 00・0N・0.5N・1N・1.5N・2N・3N |
| W | ウォーム | 0W・1W |
| CR | クール ロージー | 0CR・1CR |
※色の一覧は2026年10月時点のディオール公式サイトに掲載されていたもの(全11色)。「00」の色名は「00 ニュートラル」です。
色みで迷ったら、まずは自然な色み(オークル系)のN(ニュートラル)から試すのもひとつの方法です。11色のうち7色がNで、いちばん色の選択肢が多い色みです。ただ、肌の色みには個人差があるので、Nが合わない方もいます。顔にのせて、W・CRとも見比べてみてください。
正直に書くと、ウォームとクール ロージーは2色ずつしかありません。番号だけで決めず、実際に顔にのせて選ぶのがいちばん確実です。
色は、フェイスラインで試す
売り場では、ファンデーションの色をフェイスラインで確かめていました。頬からあごにかけて、近い色を2〜3色、並べてのせます。
- 手の甲は、顔と色も明るさも違うので、目安になりません
- 見るのは、首の色といちばん自然につながる色。境目が目立たないものが、あなたの色です
- お店の照明は明るいので、できれば自然光の入る場所でも確かめる
カウンターでは、色を合わせながら、実際に顔にのせてもらうこともできます。タッチアップの受け方はタッチアップの受け方にまとめています。
明るすぎる色は、かえって老けて見える
売り場で多かったのが、実際の肌より明るい色を選んでしまうケースです。特に、年齢を重ねた方ほど、その傾向がありました。
顔だけが明るすぎると、首との境目がくっきりして、顔が浮いて見えます。白すぎる肌は、明るく見えるというよりも、むしろ老けた印象につながってしまうことが多いのです。
明るさがほしいときは、ファンデーションの色を上げるのではなく、首となじむ色のファンデを選んだうえで、目の下などの明るく見せたいところだけにコンシーラーを足すのがおすすめです。顔全体の色は自然なまま、表情が明るく見えます。
つけた直後に「ぴったり」すぎる色は、時間がたつとくすむことも
もうひとつ、売り場で気をつけていたのが、つけた直後にぴったりに見える色を選びすぎてしまうケースです。
つけたてはきれいでも、時間がたつにつれて、ファンデーションの色が沈んで見えることがあります。夕方の鏡で「なんだか顔色が暗い」と感じるのは、このパターンです。
そこでコツになるのが、仕上がったときに少しだけ明るめに見える色を選ぶことです。時間がたって色が少し沈んでも、ちょうどよい明るさに見えます。ただし、明るすぎると先ほどの白浮きになってしまうので、あくまで「少しだけ」です。
そして、カウンターで色を試したら、その場ですぐに決めないのがおすすめです。ほかの売り場を少し見て回ってから、自然光の下でもう一度、首とのなじみを確かめてみてください。時間をおいても、首となじみながら顔色が明るく見える色なら、安心して選べます。
迷ったらこの1本:フルイド スキン グロウ
色を選ぶなら、色の段階がいちばんそろっているフルイド スキン グロウがおすすめです。ニュートラル7色・ウォーム2色・クール ロージー2色の全11色。ディオールは「近づくほどに美しいツヤ肌が、1日中続く」と紹介しています(メーカー公表)。
マットに仕上げたい方は、同じ価格のフルイド スキン ウェアもあります。仕上がりの違いはディオールのファンデの種類と違いで比べています。
コンシーラーの色の選び方
コンシーラーの「ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー」も、ファンデーションと同じくN・W・CRの表記で、全11色です(2026年10月時点、ディオール公式サイトより)。
- シミや赤みを隠すなら、ファンデーションと同じくらいの明るさ
- 目の下のクマやくすみには、少し明るめの色。ディオールは00.5Nを、目の下のクマやくすみを「白浮きすることなくカバー」できる色として紹介しています
1Wと2Wはオンライン限定色なので、売り場では試せないことがあります。
よくある質問
ディオールのファンデの色番号は、どう読みますか?
数字とアルファベットの組み合わせです。アルファベットは、ディオール公式の色名のとおり、Nがニュートラル、Wがウォーム、CRがクール ロージーです。フルイド スキン グロウは全11色です(2026年10月時点、ディオール公式サイトより)。番号だけで決めず、フェイスラインにのせて選ぶのがおすすめです。
色はどこで試せばいいですか?
フェイスラインです。頬からあごにかけて2〜3色を並べてのせ、首の色といちばん自然につながる色を選びます。手の甲は顔と色が違うので、目安になりません。
明るめの色を選んだほうが、きれいに見えますか?
顔だけ明るくしすぎると、首との差で顔が浮き、かえって老けて見えてしまうことがあります。ファンデーションは首となじむ色を選び、明るさがほしいところはコンシーラーなどで足すのがおすすめです。
つけたときはぴったりだったのに、夕方くすんで見えます。
つけた直後にぴったりに見えた色が、時間がたつと沈んで見えることがあります。仕上がったときに少しだけ明るめに見える色を選ぶのがコツです。カウンターで試したら、すぐに決めずに少し時間をおき、自然光の下でもう一度確かめてみてください。
コンシーラーは何色を選べばいいですか?
シミや赤みを隠すなら、ファンデーションと同じくらいの明るさが目安です。目の下のクマやくすみには、少し明るめの色が使いやすく、ディオールは00.5Nを「白浮きすることなくカバー」できる色として紹介しています。
まとめ
ディオールのファンデーションの色番号は、数字とアルファベットの組み合わせ。アルファベットはN(ニュートラル)・W(ウォーム)・CR(クール ロージー)です。色はフェイスラインで、首となじむものを。明るすぎる色は顔だけが浮いて見え、つけた直後だけで決めた色は、時間がたつとくすんで見えることがあります。仕上がりで少しだけ明るめに見える色を選び、時間をおいて自然光でもう一度確かめると安心です。
鏡を見たとき、顔と首がひと続きに見えて、自然な明るさに感じられたら、その色を選んで大丈夫です。